
AIが新しく出るたびに、タイムラインがざわつきます。
最新のAIがどんどん出てきて追うのすら疲れてくる。
けどここで諦めたらフリーランス終了なので追うよ…追ってやるよ…
— ウミのXの投稿(2026年10月1日)
追うのすら疲れる。わかります。それでも、Web制作の仕事がこの先どうなるのかは、やっぱり気になりますよね。
この記事は、AIでWeb制作の仕事が減った、単価が下がった、この先も続けられるのか不安というフリーランスに向けて書きました。
なくなるのは仕事ではなく、作業の値段
- AIで、作ること(作業)の値段は下がっていく
- 下がりにくいのは、お客様の目的を達成するまでの線で考える仕事
- AIは怖がるより、作業を任せる相棒として使い倒すほうがいい
AIで仕事が全部なくなる、とは私は考えていません。ただ、何にお金を払ってもらうかは変わります。
ホームページを作れます、だけでは選ばれにくくなった
枝葉の作業だとAIでいいじゃんってなるからね。
例えば、「ホームページ作れます」は読み書きができるくらい当たり前。
・見つけてもらう施策
・アクセスを集める施策
・行動してもらう施策
など。
クライアントの目的を達成するための線で動ける人が残ってく。
— ウミのXの投稿(2026年9月2日)
お客様は、ホームページが欲しいわけではありません。問い合わせが欲しい、売上が欲しい、人を採用したい。ホームページは、そのための道具です。
作ることだけを請けていると、AIや安い制作サービスと同じ土俵で比べられます。目的まで一緒に考える人は、比べられにくくなります。
| 値段が下がりやすい | 値段が下がりにくい | |
|---|---|---|
| 仕事の中身 | 言われたとおりに作る | 目的から逆算して提案する |
| お客様が比べる相手 | AI・ほかの制作者・安いサービス | 比べにくい(その人に相談したい) |
| 例 | ページの作成、バナー、文字の修正 | 見つけてもらう施策、アクセスを集める施策、行動してもらう施策 |
| AIとの関係 | AIと競う | AIを使って速く・安く届ける |
AIは作業の相棒
私も、仕事でAIを使っています。たとえば、バナーを作るときはこうです。
自分の中での最近の最適解はこれ。
要件固める
↓
画像生成はChatGPT Image2で指示を構造化して生成
↓
生成した画像をCodexにぶちこんでIllustratorで編集できるsvgデータとして出力する
↓
Illustratorで微修正して提出
— ウミのXの投稿(2026年7月15日)
最初と最後は人がやります。要件を固めるのと、仕上げて提出するところです。真ん中の作業をAIに任せています。
CodexからIllustratorで編集できる機能がついて早速使ってみたけどすごい便利・・
これならクライアントからの細かい修正がきても簡単に直せる。カーニングもできるしね。
— ウミのXの投稿(2026年7月14日)
この投稿は、いいねが175件、ブックマークが139件つきました。それだけ、同じことを考えている制作者が多いんだと思います。
AIに作業を任せると、空いた時間を、お客様の目的を考える時間に回せます。AIと競うより、AIを使う側に立つほうが、ずっとラクです。
作業者から、一緒に考えてくれる人へ
生成AIが速く安く「作業」をこなす時代だからこそ、そこで張り合わないで、「一緒に考えてくれる人」側に立っておく。
— ウミのXの投稿(2026年8月5日)
一緒に考えてくれる人になるために、Web制作者が身につけたいのは、次のようなことです。
- 見つけてもらう力。 検索で見つけてもらうSEO、地図で見つけてもらうMEO
- AIにおすすめしてもらう力。 ChatGPTやGoogleのAIの回答に出てくるためのAI検索対策
- 行動してもらう力。 問い合わせにつながる文章や導線
2つめは、ここ1〜2年で増えた、新しい教科です。
お客の調べ方が変わりましたよね。
SEO対策は土台になるが、AI検索対策も必須。試験教科が増えた感じです。
— ウミのXの投稿(2026年9月12日)
AIで仕事が減る側から、AIで変わった調べ方に対応できる側へ。不安の正体だったAIが、そのまま新しい仕事の入り口になります。
AIを触ったことがないお客様は、まだたくさんいる
もうひとつ、忘れがちなことがあります。
AI普及でフリーランス消えるポストがやたら最近流れてくるけど惑わされないで。
オフラインで集客してみ?AIを触ったことのない方が大半なのでその方々の悩みを解決する提案すればオンラインより受注率高くなるから。
まずは人に会いに行って。
— ウミのXの投稿(2026年3月25日)
Xを見ていると、世の中の全員がAIを使っているように感じます。でも、地域の小さな会社やお店には、AIをまだ触ったことがない人もたくさんいます。
そういうお客様にとっては、AIを使いこなして、わかりやすく説明してくれる制作者が、いちばん頼れる相手です。
この考え方が向かない人もいます
- 作ることそのものが好きで、それだけを仕事にしたい人。 その道もあります。ただ、作る技術を、AIでは代わりにくいところまで深める必要があります
- お客様と話すのが、どうしても苦手な人。 目的から考える仕事は、お客様と話す量が増えます。苦手なら、制作会社やディレクターと組む働き方のほうが合うこともあります
- すぐに単価を上げたい人。 提案できる力は、身につけて実績にするまで時間がかかります。最初は、今の仕事を続けながら少しずつ足していくのがおすすめです
よくある質問
AIでWeb制作の仕事はなくなりますか?
仕事が全部なくなるとは考えていません。ただ、言われたとおりに作るだけの作業は、AIや安いサービスと比べられて値段が下がりやすくなります。お客様の目的から逆算して提案する仕事は、値段が下がりにくいです。
Web制作者は、AIをどう使えばいいですか?
要件を固めることと仕上げは人がやり、その間の作業をAIに任せるのがおすすめです。空いた時間を、お客様の目的を考える時間に回せます。
AI時代のWeb制作者は、何を身につければいいですか?
検索や地図で見つけてもらうSEO・MEO、AIの回答におすすめされるためのAI検索対策、問い合わせにつながる文章や導線の作り方がおすすめです。作ることに加えて、見つけてもらい、行動してもらうところまで考えられると、比べられにくくなります。
AIと競わず、AIで変わったところを仕事にする
- なくなるのは仕事ではなく、作業の値段
- 作業はAIに任せ、空いた時間でお客様の目的を考える
- AIで変わったお客様の調べ方は、そのまま新しい仕事の入り口になる
追うのは疲れます。でも、追った分だけ、選べる仕事は増えていきます。
AIにおすすめしてもらうための全体像は、ガイドのAI検索対策の始め方に、Web制作者がAI検索対策を仕事にする方法はWeb制作者のAI検索対策とは?に書きました。実際にどこを見て何を直すかは、教材のAI検索対策 AIO・LLMO教科書で18本の動画にまとめています。





