小さな会社・個人のためのSEO対策|問い合わせにつながる検索対策のやり方と順番

「ホームページはあるのに、問い合わせが来ない」
いちばん多い原因は、探している人に見つかっていないことです。どんなに素敵なホームページでも、検索で出てこなければ、店の奥にしまったままの商品と同じです。
このガイドでは、小さな会社・個人事業主・Web制作者が、問い合わせにつながるSEOをどんな順番でやればいいかをまとめます。
SEOとは?ひとことで言うと
SEOは、Googleなどで検索されたときに、自分のページが上のほうに表示されるようにする対策です。
ウミは、SEOは「知識ゲーム」だと思っています。才能やセンスより、正しい知識を知って、手を動かした分だけ積み上がるからです。
広告・SNSと比べたときのSEOの強み
| 届く相手 | 費用 | 止めたら | |
|---|---|---|---|
| SEO | すでに探している人(買う気が高い) | 主に時間 | 順位はすぐには消えない |
| 広告 | すでに探している人 | 表示・クリックごとにかかる | 止めた瞬間に集客も止まる |
| SNS | まだ探していない人(知ってもらう) | 主に時間 | 投稿を止めると届かなくなる |
「リフォーム 業者」と検索する人は、もうリフォームを頼む気があります。SEOは、買う気の高い人に、広告費をかけずに見つけてもらえるのが最大の強みです。
小さな会社・個人が大手に勝つ考え方
資金や規模では、大手やポータルサイトにどうしても勝てません。だから同じ土俵に立たないことが大切です。
- 「ホームページ制作」ではなく「〇〇市 ホームページ制作 飲食店」のように、地域や対象をしぼった言葉を狙う
- 「〇〇 料金 相場」「〇〇 失敗しない 選び方」のように、具体的な困りごとの言葉を狙う
- 自分にしか書けない経験・事例・お客様の声を入れる(E-E-A-Tの「経験」)
検索する人数は少なくても、こうした言葉で探す人ほど、問い合わせの一歩手前にいます。
SEOの全体像
SEOは、次の5つをこの順番で進めます。
- キーワード選定:どの言葉で見つけてもらうかを決める
- 内部対策:サイトの中を、検索エンジンに伝わる形に整える
- コンテンツSEO:検索する人の役に立つページを増やす
- 外部対策:外から紹介される状態を作る
- 計測と改善:数字を見て、効いたことを伸ばす
ステップ1 キーワード選定
SEOとMEOの要は、ここです。キーワードを間違えると、どれだけ頑張っても問い合わせにつながりません。
- お客様が困ったときに打ちそうな言葉を、思いつくだけ書き出す(お客様に直接聞くのがいちばん確実)
- 検索窓の予測(サジェスト)や、Googleのキーワードプランナーで、実際に検索されている言葉を確かめる
- それぞれの言葉で実際に検索して、上位にどんなページが並んでいるかを見る(=検索意図の確認)
- 「問い合わせに近い言葉」×「自分が勝てそうな言葉」から優先する
有料ツールは便利ですが、月額が高いものも多いので、始めるうちは無料のツールで十分です。
ステップ2 内部対策(制作時にやること)
内部対策は、主にホームページを作るときに入れておく対策です。最低限、次をチェックします。
- ページごとに、狙う言葉を含んだわかりやすい
title(タイトル)が付いている h1はページに1つ。見出しはh2→h3の順に、飛ばさずに使っている- 画像に、内容がわかる代替テキスト(alt)が付いている
- スマホで見やすく、表示が速い(Core Web Vitals)
- 関連するページ同士を、内部リンクでつないでいる
- 会社情報・記事・よくある質問などに構造化データを入れている
- URLが短く、内容がわかる
ここは一度ルールを覚えれば、毎回の制作で使い回せます。ウミは、既存サイトの内部対策の指示書だけを書く仕事を10万円で受けて、4時間で終えたこともあります。
ステップ3 コンテンツSEO(公開後に育てる)
サイトは、公開してからが本番です。
- サービスページ:何を、誰に、いくらで、どんな流れで提供するかを書く
- 事例ページ:どんなお客様の、どんな悩みを、どう解決したかを書く
- 記事:お客様がよく聞く質問や、困りごとへの答えを、1記事1テーマで書く
1記事を書くときは、検索した人が知りたいことに、最初の数行で答えるのがコツです。結論を先に書いてから、理由や手順を足していきます。この書き方は、AI検索対策でもそのまま効きます。
ステップ4 外部対策(やり方を間違えない)
外部対策は、ほかのサイトから紹介(被リンク)されたり、名前が言及されたりする状態を作ることです。
- 取引先・所属団体・地域の紹介サイトに、正しい情報で掲載してもらう
- 役に立つ記事を書いて、自然に紹介される状態を作る
- 自分のSNSや発信から、ホームページへつなぐ
**お金でリンクを買う、中身のないサイトから大量にリンクを張る、といった方法はペナルティの対象です。**せっかく育てたサイトが検索から消えることもあるので、手を出さないでください。
ステップ5 計測と改善
数字を見ないSEOは、勘で走るマラソンです。
- Googleサーチコンソール:どの言葉で何回表示され、何回クリックされ、何位だったか
- GA4:どのページから問い合わせ(CV)につながったか
「表示は多いのにクリックが少ない」なら、タイトルと説明文を見直します(CTRの改善)。「順位が11〜20位あたりで止まっている」なら、その記事の中身を足すと1ページ目に届くことがあります。
Web制作者がSEOを学ぶと、何が変わるか
ウミのお客様は、9割以上が「SEO対策もしてほしい」という方でした。お客様がほしいのは、ホームページそのものではなく、問い合わせや売上だからです。
SEOを学んでから、ウミの仕事はこう変わりました。
- ホームページ制作の単価が、約7万円から25.3万円〜に(コーディングの技術を上げたことも含む)
- 公開後の運用を、毎月の継続契約として受けられるようになった
- 自分のホームページから、営業なしで毎月1〜3件の問い合わせが来るようになった
制作者の働き方については「Web制作フリーランスが営業なしで受注する方法」にまとめています。
※ウミ個人の実績です。同じ結果を保証するものではありません。
よくある質問
SEOの効果は、どれくらいで出ますか?
早くても数か月かかると考えてください。新しいサイトほど時間がかかります。そのぶん、上がった順位は広告のように止めた瞬間に消えることはなく、費用をかけずに問い合わせが続く資産になります。
有料のSEOツールは必要ですか?
始めるだけなら必要ありません。Googleサーチコンソール・GA4・Googleのキーワードプランナー・検索窓の予測(サジェスト)など、無料のツールで十分に進められます。
記事は何本書けばいいですか?
本数より、狙う言葉と中身です。問い合わせにつながる言葉を選び、その検索意図に一番まっすぐ答える1ページを作るほうが、薄い記事を10本書くより効きます。
SEOとAI検索対策はどう違いますか?
SEOは検索結果の順位を上げる対策、AI検索対策はAIの回答の候補に入る対策です。ただ、AIもWeb上のページを材料にするので、SEOの土台はAI検索対策でもそのまま活きます。


