
Googleで検索すると、結果のいちばん上にAIがまとめた答えが出ることが増えました。「AIによる概要(AI Overview)」です。
この答えの下には、参照したサイトへのリンクが並びます。ここに自分のサイトが出るかどうかで、見つけてもらえるかが変わってきました。
この記事では、AIによる概要に参照されるサイトと、されないサイトの違いを、まず確認したい5つのポイントにしぼってまとめます。
先に結論:特別な設定はない。検索の土台と、答えやすさ
Googleは、AIによる概要に表示されるために特別な設定や専用の対策は必要ないという立場です。参照されるかどうかは、ふだんの検索で評価されるかどうかと地続きです。
そのうえで、差がつきやすいのは次の5つです。
- そもそも検索で見つかる状態か
- 質問に、結論からまっすぐ答えているか
- 誰が、どんな経験から書いたかがわかるか
- 情報が新しく、正確か
- ページの中身が、文字で整理されているか
1. そもそも検索で見つかる状態か
AIによる概要は、Googleの検索の仕組みの上で動いています。インデックスされていない、検索で見つからないページは、参照されません。
- Googleサーチコンソールで、ページがインデックスされているか確認する
- 検索結果に表示されてもいい設定になっているか(noindexになっていないか)
- 表示が極端に遅い、スマホで崩れる、といった問題がないか
まずはここです。地味ですが、ここが抜けているサイトは意外と多いです。
2. 質問に、結論からまっすぐ答えているか
AIによる概要は、検索した人の質問に答える形で表示されます。だから、質問に対する答えが、ページの中ではっきり書かれているほど使われやすくなります。
- 見出しを、検索する人の質問の形にする(例:「〇〇の費用はいくら?」)
- 見出しのすぐ下で、結論を1〜2文で言い切る
- よくある質問は、質問と答えを1対1で書く
前置きが長く、答えがページの最後にしかない書き方は、人にもAIにも不親切です。
3. 誰が、どんな経験から書いたかがわかるか
Googleは、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を大切にしています。
- 書いた人の名前とプロフィールがある
- 実際にやってみた経験、数字、事例が入っている
- 会社やお店の情報(所在地・連絡先など)が確認できる
どこかで読んだ話をまとめただけのページより、自分で試した人の言葉のほうが、参照される理由になります。
4. 情報が新しく、正確か
料金、営業時間、サービス内容が古いままだと、AIが間違った答えを作る原因になります。
- 料金や営業時間が変わったら、すぐ直す
- 記事の更新日を表示する
- ホームページとGoogleビジネスプロフィールで、情報を一致させる
5. ページの中身が、文字で整理されているか
大事な情報が画像の中にしか書かれていないと、読み取られにくくなります。
- 料金表やサービス内容は、画像ではなく本文の文字で書く
- 表や箇条書きで整理する
- 会社情報・よくある質問・記事などに構造化データを入れる
構造化データは、入れれば出るという魔法ではありません。中身が整理されたうえで、それを読み取りやすくする補助です。また、入れた方がいい構造化データと優先度の低い構造化データもあります。
確認のしかた
自分のサイトがAIによる概要に参照されているかは、次の方法で確認できます。
- お客様が検索しそうな言葉で、シークレットモードで検索してみる
- AIによる概要の下に並ぶリンクに、自分のサイトがあるかを見る
- ChatGPTの一時チャットで自分のサイトがあるかを見る。
調べ方のくわしい手順は「AI検索対策(AIO・LLMO)の始め方」にまとめています。
よくある質問
AIによる概要に出ると、アクセスは減りますか?
検索結果の画面で答えがわかるようになるので、クリックが減るケースはあります。一方で、参照元として表示されると、くわしく知りたい人が訪れるきっかけになります。問い合わせにつながる、くわしい情報のページを用意しておきましょう。
AIによる概要に出ないようにすることはできますか?
ページごとにスニペット(検索結果に出る抜粋)の表示を制限する設定はあります。ただ、制限するとふつうの検索結果での見え方にも影響するので、慎重に判断してください。
小さな会社でも参照されますか?
されます。参照されるかどうかは、会社の大きさだけで決まるわけではありません。
まとめ
- AIによる概要に出るための特別な設定はない。ふだんの検索の評価と地続き
- まず、検索で見つかる状態か(インデックス・表示速度・スマホ)を確認する
- 質問に結論から答える、誰が書いたかを示す、情報を新しく正確に保つ、文字で整理する
- 構造化データは補助。中身が先





